ひで

迷子になった拳のひでのネタバレレビュー・内容・結末

迷子になった拳(2020年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

当たり前だが、どんな巧妙なゾンビ映画やスプラッター、ホラーよりもその傷口は現実的で痛々しいものだった。
戦うことだけが強いわけではないが、戦うことしかない人もいるのだと。
誰に一番、近い感情を持ったかと言えば金子選手の母親だ。確かに格闘技は好きで見ていたが、医療費のことなど考えたことが無かった。渡慶次選手は息子が同じ道を選びたいと言ったらどう思うのだろう。
守るために反対する、戦う時以外は謙虚であれ、など現代社会でサラリーマンを生きる私達にも響く言葉があった。

幸運なことに、監督と渡慶次選手の舞台挨拶に立ち会えた。ユーモアのある2人であっただけに、少しだけ口直しができた。
ひで

ひで