MidoriK

ライフ・ウィズ・ミュージックのMidoriKのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

私自身あんまりシーアの音楽を聴かなくて、シャンデリアのPVもちょっと苦手だったのだけれど、予告編のポップカラーの映像が気になって観に行ってみました。
物語としては面白くて、歌とダンスシーンは少し過剰に見える部分もあったかも、と思いました。

まずケイトハドソンが誰だか分からないくらいなりきっていて凄かった!
彼女は体のライン(特に背中)が中性的で映画の中のコンテンポラリーダンスによく似合っていた。
相変わらず歌が上手い。「1+1」と「ミュージック」が素敵でした。

ミュージック役の子は「シャンデリア」で踊っていた子だと知って成長っぷりにびっくり。
彼女が自閉症の役を演じることに批判もあったそうですが、少し過剰かな(特にダンスの時)と思うところはあったものの、頑張って演じていたなと思います。
シーアがミューズと呼ぶだけあって軽やかに踊ってました。

エボ役のレスリー・オドム・Jrはミュージカルできるだけあって歌が素敵。難しい役どころを上手く演じてました。
ズーとは幸せになって欲しいな。

個人的に心に残ったのが、中国人夫婦の養子になった体の大きい心優しい青年が亡くなった後の「ミュージック」
全面花柄の部屋、花柄の服が素晴らしく綺麗で。
同時に青年と祖母を見送る花々であることも悟るのだけれども、青年の優しい心に触れられるシーンだと思います。

それぞれが抱えている悩みがありつつも、お互いを想いあって生きている家族だなと思いました。
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