このレビューはネタバレを含みます
ずっと気になってた作品。友達に勧められて一緒に鑑賞。
気になってた1番の理由がFukaseが出演していることだったんですが、評判通り確かにハマってる。不気味な役をしっかり演じていた。
他の俳優陣も良かった。
小栗旬凄くかっこいい。(まさか死ぬとは…)
でもお話がちょっと消化不良感があるかなぁ。
とどめを刺そうとする主人公のニヤリと笑う表情とかすごく良かったんだけど、そこに行き着くまでの心理描写や人物像が表面的にしか描かれていない感じなので、なんかめちゃくちゃ急だなと思った。
ラストの裁判で「僕は誰なんでしょうか」のセリフとともに主人公が映るシーンとかを見ると、主人公も殺人鬼の視点に立って漫画を描いたり実際に殺人鬼と対峙しているうちに、本来の自分を見失ってしまったことを示しているのかなーと考えたり。
両角も同じく過去もさらっと触れる程度で、結局何を考えているのかわからない。個人的にはそういうところももう少し深掘って描いてほしい派。
でもそれがあの不気味さに繋がっていたとも考えられるのかなぁ。