このレビューはネタバレを含みます
テンポ感の良い作品。
予告編である程度予備知識は入っていたが問題無く楽しめた。
『キャラクター』という題名なだけあって、キャラクターが上手く描けない主人公から、漫画を模倣する殺人鬼、熱血刑事と個性のあるキャラクターが登場した。
主人公山城の実家が再婚であることを最初のシーンでは遺影にお参りや父親の向かいの席が空いてたりと演出することで描き直接台詞等で説明しないのは良かったと思った。
漫画最終話を描いてからのスピード感のある展開もおもしろかった。
最初の一家殺人事件以前の殺人鬼両角の生い立ちや事件収束後の両角をあえて詳しく描かない事で山城と両角は立場は違えど実は同じ価値観であった為に出会ってしまったのかと思った。
逆に言えば詳しく描かないせいで消化不良の部分もあった。