ラスト前までは「4.3点はある。最近の邦画サスペンスで一番おもろい!」って思ってたのに、ラストでぐちゃぐちゃっとなった感。
ストーリーは、漫画アシスタントが偶然殺害現場に遭遇し、それを元に漫画を描いたら大ヒット。しかし、その漫画の内容を模倣した事件が起こり始める……みたいな感じ。
漫画の内容が未来を予言している構造になっていて、先が気になってしまう。面白い。
犯人は分かっているので倒叙形式と言えるような内容だが、「あれ?これって結局最初はどっちが先?」という問題があり、興味を惹かれる。
セカオワの人は別に好きでも嫌いでもないが、この役には合っているし、演技が下手とも思わなかった。
問題はラストであり、結局ちゃんとした答えは提示されず、「観た皆さんで色々考察してみてくださいね」オチ。
個人的にかなり嫌いなやつ。
あと、4人家族が幸せという価値観があるのは全然構わないが、なぜそう思うようになったかの説明がなく、拍子抜け。
ただ、邦画サスペンスとしては珍しく冒頭からずっと面白く観れたので、結構オススメできる作品。