門倉カド

BLUE/ブルーの門倉カドのレビュー・感想・評価

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)
2.5
時に切なく、時に残酷。挑み続ける者達の、闘いの物語!!

【賛否両論チェック】
賛:瓜田と小川、楢崎という、3人の青年それぞれのボクシングとの向き合い方と、千佳という女性の存在を通して、青春の全てを訴えかけてくる様が印象深い。
否:展開は結構淡々としていて、予定調和感も否めない。ラブシーンもあり。

 負けても負けても向かい続ける、時に馬鹿正直な主人公・瓜田と、夢に向かって真っすぐな親友・小川。そしてひょんなことから、次第に目標を見つけていく楢崎。時として群像劇チックなタッチで、三者三様のボクシングとの向き合い方を描いていくのが印象的です。
 そしてそんな瓜田と小川の間に、より深みを生んでいく千佳の存在も、青春の切なさや、時に残酷さをも伝えてくれるようで、観ていて思わず身に染みてしまいます。
 終わり方も少し好みが分かれそうな気もしますが、夢に挑み続ける者達の切なくも熱い物語ですので、是非チェックしてみて下さい。
門倉カド

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