観た。
吉田監督が長年続けてきたボクシングの経験をふまえて8年の構想を経て実現した映画との事。
ボクシングシーンも監督の殺陣指導のよう。なかなかの迫力だった。
役者達もとてと良い。特に松山ケンイチ。本当に基本に忠実だけど勝てないボクサーという感じ出ているし、素人に指導する所も自然でリアル。
東出くんも、柄本時生も、ボクシングシーン上手だった。東出くんは脳をやられている表現も切なくて良い。
会長のよこやまよしひろも、渋くてジムの会長としてのリアリティもあり存在感あった。木村文乃も良い温度感。
映像も好きだなぁ、黒くしまった色。役者に迫る画角。センス良い。
お話は切ないけど、ボクシングに人生を左右された男たちの覚悟とこれからを感じさせる終わり方。
吉田啓輔、脚本・監督。
本当に映画作るのが上手だな…