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人生は、美しいのkuuのレビュー・感想・評価

人生は、美しい(2022年製作の映画)
3.8
『人生は、美しい』映倫区分 G
原題 인생은 아름다워/Life Is Beautiful
製作年 2022年。上映時間 123分。
『エクストリーム・ジョブ』のリュ・スンリョンと『完璧な他人』のヨム・ジョンアが初共演し、余命わずかな女性とその夫の旅をポップな音楽に乗せて描いたロードムービー。  
若き日のセヨンの初恋相手ジョンウ役に、K-POPグループWanna Oneの元メンバーで歌手・俳優として活躍するオン・ソンウ。 
チェ・グクヒが監督を務め、ペ・セヨンが脚本を手がけた。
町の小劇場にて。

専業主婦のセヨンは、亭主関白な夫ジンボンや思春期真っただ中の息子と娘にうんざりしながらも、健気に尽くす日々を送っていた。
そんなある日、彼女は自分の余命があと2カ月だと宣告される。
激しく動揺したものの何かが吹っ切れたセヨンは、自分にとって最後となりそうな誕生日プレゼントに学生時代の初恋相手ジョンウとの再会を希望し、夫に頼み込んで一緒に彼を探しに行くことになるが。。。

韓国のエンターテインメント業界は色んなジャンルで世界的にレベルが高いと評価を受けている。
個人的にもそう思う。
様々なジャンルの作品を数多く輩出しているけど、小生が無知なのかもしれないがミュージカル映画をあまり知らない。
今作品は個人的には韓国初のミュージカル映画でした。
なんでも、2020年から上映される予定やったそうだけど、COVID-19の発生により2022年まで延期され、原作者自身も忘れるまで待ち続けていた。
んでもって、小生は町の小劇場で2024年に鑑賞に相成った。
今作品の筋書きは、人生の残り少ない10代で、初恋の相手を探す若い女性の旅を描いていました。
自分の人生は夫と子供に捧げる『義務』だけだやという考えから、美しい人生の真実の愛と自分の価値を見つけるようになる。。。
ちゅうもので、チェ・グクヒ監督が涙を交えて描く家族愛映画のレシピでした。
ミュージカルであるという点で、今作品は生活のリズムごとに異なる歌を挿入する。
今の物語も昔の物語も、レトロな歌だからこそ、その文脈に合う良い意味を持った歌であり、大編成の一座を従えたダンスパフォーマンスとともに、明るく、美しく、良いエンターテインメントであるという公式に従っていた。
リュ・スンリョンは長年の歌と踊りの練習の成果を、音楽的な技術でなくともよく表現していたし、本物のシンガーやダンサーはいらないが、プロの俳優が必要だという監督の意図によれば、その結果、化学反応も美しくスムーズに調和していました。
レトロな雰囲気に関しては、細部までよく表現されていた。
例えば、1990年のゴースト映画の前にある映画の看板を見て思わず微笑んでしまった。
楽しいエンタテインメントの上に、価値あるアイデアを持ったコンテンツ作品でした。
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