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定められし運命のMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

定められし運命(2012年製作の映画)
3.0
なんか映画っぽくないなと思ったら、やっぱりTV映画だそうです。

4日前に観た『もういない/Assassinée』と同じ放送局(France 3)で同じ年(2012)の放映でした。視聴率では負けましたが、内容はこっちの方が上かなと思いました。

前半RAD(ReichsArbeitsDienst/国家労働奉仕団)、後半レーベンスボルン(Lebensborn/生命の泉)ですね(いかにもよく知っていたかのような言い方)。

このTV映画については

→ アルザス地方での強制労働についてドキュメンタリー映画を監督した Nina Barbier という人から、「RADでの強制労働とレーベンスボルンは関係無い」 とのクレームが入る

→ TV局プロデューサーのHélène Delaleという人はその指摘を認めて「このテレビ映画が "純粋なフィクション" であり、実際の出来事とは無関係である」ことを示すエンド クレジットを追加した

→ 今回観た限りではそのようなクレジットは見当たらず、「入隊を強いられたアルザスとモーゼルの女性に捧ぐ」という字幕があるのみ

という、よくわからないことになっています。まあここの母子に対する配慮とかいろいろあるんでしょうね。母で存命な人はいないでしょうが。
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