全く違う環境に暮らす3人の母と子。共通点は子供の名前が同じ事と、同じ子育てブログを読んでいる事のみ。この3組の親子の生活が同時進行で描かれる。誰かが子を虐待死させてしまうという前提も怖い嫌ミス映画。
とにかく3人の母親は愛情たっぷりなので、子供との間に出来ていく溝が苦しい。誰が子殺ししてもおかしくないので、最後まで見応えある。
ただ、ミステリー映画定番のミスリーディングをちょっとやり過ぎなのと、相変わらず瀬々監督が、凶悪な犯罪を犯すかもしれない少年を、聖人のように描写しているのが苦手だった。
この監督、少年A的な人をいつも神のように描く傾向あり。