K

明日の食卓のKのネタバレレビュー・内容・結末

明日の食卓(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

しんどすぎん???
どのシチュエーションになっても耐えられる気がせん。

菅野美穂の熱演に絶句した。
男兄弟ばっかりで育った人たち、マジでお母さんに感謝した方がいいよ…。
あと仕事って1回捨てたら、取り戻すの難しいんだなと思った。
もし離婚する日が来たら、そのとき子供がいたら、菅野美穂の言った言葉を伝えたいと思った。
ごく近くにシングル家庭で育った人がいたら、この言葉を思い出したいと思った。

サイコパス優くん、演技上手い。
私も結構尖り散らかした(?)小学生でしたが、今や平凡な24歳なので親御さんたちは心配しすぎないでね…。

高畑充希はな〜
この状況やったらメイクとかもっと薄いってか最低限なのでは?ってのが引っかかった。
コンビニに来るカップルが見取り図がコントでやるカスカップルみたいで笑った。

監督が瀬々敬久で納得。
この人はしんどい映画を作るのが上手い。
あんまり話題にはならなかった印象だけど、クオリティ高かった。
しんどい、って何なんだろうな。
共感できるできないじゃなくて、見ているのがつらい。
この感情はどこから来るのか、何を見たら発生するのか不思議。

映画の作りはちょっと「怒り」っぽい。
でも最後はそう来るんだな〜と。
てか「怒り」もこんなんだと思ってた。
大島優子の演技好きよ♡

「子どもを産んだら、人生の脇役になっちゃうらしい。『あなたが人生の主役ですよ!』の言説から降りてしまいたい気もするけど、添え物としての人生が始まるのも怖い」と恋人に伝えたことがある。
彼は「子供が産まれたら、自分が主役のまま、新しい物語が始まるんじゃないか」と言っていた。
「あなたは私だったかもしれない」という、この映画を貫く言葉を考えて、なんだかふと思い出した。
K

K