うみんちゅ

半径1メートルの君のうみんちゅのレビュー・感想・評価

半径1メートルの君(2021年製作の映画)
4.0
最近ものすごい勢いの"ダウ90000"という8人組の劇団がある。コントとかもやりはるおもろい人たち。いとうせいこうさんとか、元テレ東の佐久間さんも大絶賛してはる。劇団自体はお笑いの雑誌とかで読んでたから知ってたけど、9月にユーロライブでやってた第二回公演「旅行じゃないんだからさ」で初めて劇を観た。レンタルビデオ屋の店員とお客さんの会話劇。それぞれが置かれてる立場とか関係性を他の人の会話によって回収していったり、元カノとか片思いとかの男女の関係性も絡めながらっていうのがおもろかった。んで後半にかけての伏線回収していくのももちろん好きでおもろい。レンタルビデオ屋という設定をうまく使ってるのも、すごいなぁって思った。その中で忽那さんが演じるちょっと天然キャラの女性が最高に際立ってて、おもろいねん。ああいう空間にあのキャラを1人入れることで、おもろさが更に広がるってすごい。レンタルビデオ屋やからこその映画好きも楽しめる要素もあって最高でした。10月17日までアーカイブ配信買えるので、ぜひ!


よーやく観れる。8本のオムニバス映画。芸人さんが全部出てるから、楽しみ。一個ずつレビュー書いていく。

"真夜中"
又吉先生脚本のマネージャーと芸人さんの会話劇。過去に跳ねたけどうまくいかへんくなっていった芸人に、会社を辞めるマネージャーが本音で話してる。賞レースで1回跳ねたとかなんかな。おもろいってわかってるからこそ、マネージャーはユリイカの今の現状を変えたかったんやろなぁ。辞めないとあかんくなって、めちゃくちゃ悔しいやろな。

"まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい"
福徳さん脚本のカフェでの男女の会話劇。後藤さんもやけど、白石さんもめちゃくちゃまわりくどいなぁ。ジャルジャルさもあって良いな。大胆にストレートに言った方が伝わるんかもやけど、こーゆーのも好き。二人が今後どうなっていくか、楽しみやな。

"戦湯〜SENTO〜"
品川さん脚本の銭湯でのラップバトル劇。秋山先生は何やらしても最強やからなぁ。さすがに洗ってからやろ笑。般若はさすがやけど、秋山先生は韻とかじゃなく魂のラッパーやな。最後は、わかり合えるんやな。

"やさしい人"
高須さん脚本の病院での男女の。倉科さんは植物状態の患者さんやけど、意識はあって声は聞こえてる。徳井さんとの関係はなんなんやろ。お、ほんまに直接言えるパターン笑。デートはしたことあるけど付き合ってない関係なんやな。これは決して怒ってるんじゃなくて、申し訳ないから毎日来てくれんでいいよっていう優しさの裏返しやな。最後にこーやって裏切るの、高須さんとか松ちゃん感あって好きや。私に構わず自分の人生を歩んでくれっていう、優しさやな。やさしい人やな。

"バックヤードにて"
ヨーロッパ企画:上田誠さん脚本の万引き犯と店員のSF劇。まさかのタイムトラベル系やった。二人タイムトラベラーおると、ややこしいぞぉ。おもろい。こんな短くて狭い空間で物語がしっかりしてておもろい。んで人物関係もちゃんとしてて最高やな。オチもめちゃくちゃ好き。

"とある家のこと"
福田麻貴脚本の姉妹の会話劇。姉妹喧嘩って、男同士の喧嘩より恐ろしい。福田さん感じるワードがちょくちょくあるな笑。まだ子供みたいに喧嘩できる関係は、良いな。姉の"嫌い"は"好き"なんよな。めちゃくちゃほっこりするストーリー。

"同度のカノン"
粗品さん脚本の二人の会話劇+α。まずタイトルから粗品さんやな。ピアノ曲でカノンが一番好きやねん。何急に笑。めちゃくちゃ粗品さんすぎるぞこの物語。粗品さんがおもろいこと・やりたいことをずっとやってたな。言葉遊びの部分は、ラーメンズを好きな部分を感じた。カノンを選んだ理由は、これをするためやったんやな。しりとり部分を入れこみつつ、こんなギミックを考えれるの羨ましいし憧れる。そのお方に褒めていただいたのは、一生の思い出。

"本日は、お日柄もよく"
丑尾さん脚本の二人の会話劇。男とその彼女?の父親なんかな。娘は亡くなってるっぽいな。めちゃくちゃ娘のこと好きやん。岡村さんの娘を亡くした父親役、良いなぁ。

「8色の1メートル以内の物語」
次の作品レビューも、また見てくれよな!!
いらん!!!!
うみんちゅ

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