ゴリゴリ星人

半径1メートルの君のゴリゴリ星人のレビュー・感想・評価

半径1メートルの君(2021年製作の映画)
3.2
2024.7本目
吉本による8本のオムニバス作品
①特に起伏はない会話劇。純文読んでるみたいであー又吉だなぁと。地味だけど好き。
②くすぐったい。フィクションじゃなければキモくて無理なんだがこの尺のラブストーリーならこれくらいやってくれないとだよね。そのへんも含めたらいい脚本だった。
③くだらない。それ以上の感想が思い浮かばないや。
④ この後の展開にいろいろ想像が膨らむ。ブツっと話が切れる感じが妙にリアル。あのときこうだったら、あんたさえいなけれ、偽善、変わらない現実。苦しかった。
⑤規模がめちゃめちゃ小さいタイムパラドックスもの。コントっぽい。最後はちょいホラーで藤子・A・不二雄味を感じた。
⑥日記を遡る姉妹の話。現実はこう上手くはいかないだろうしベタだけどほっこりした。女同士の絆と家族物には弱い。女の琴線に触れるような台詞回しが上手くて福田さんの才能を感じました。
⑦よくできてるんだけどそれだけだったな。ストーリー性皆無だったからこういう小細工の効いた脚本やるんだったら話自体もそれなりに作ってくれるとよかった。(この尺ならコメディにしかできなそうだが)
⑧なんとなくオチはわかってしまった。こういう展開の話100回くらい見たけど無難に良いからやり尽くされてるんだろうな。

10〜15分のオムニバスだから設定を詰め込んでかつ起承転結させないといけないのは難しいと思う。その点しっかりした脚本が多いのは流石芸人さんという感じ。もっと作り込んだらどうなるんだろう?という話がたくさんあった。
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