ダイアー教授

Mr.ノーバディのダイアー教授のレビュー・感想・評価

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)
3.5
題:実はただものじゃなかったオヤジもの
製作:2021年、アメリカ
監督:イリヤ・ナイシュラー
原題:Nobody
脚本:デレク・コルスタッド
出演: ボブ・オデンカーク、コニー・ニールセン、クリストファー・ロイド、RZA、マイケル・アイアンサイド

なかなかオモシロかった。
2つにまとめてレビューします。

1.オヤジのツボ
「ザコだと思ったおっさんが実はちょー強いやつだった!」
系の話。
この手の映画、ひと昔前はセガールの『沈黙の戦艦』『暴走特急』がヒットして、
現在はリーアム・ニーソンが得意としているジャンル。

この手の映画、格闘描写、銃火器描写、戦闘(コンバット)描写もさることながら
特にオヤジのツボをつくのは、銃火器を自分仕様に改造し、自作の爆弾やトラップを工作するDIY描写ではないだろうか?

本作にもしっかり盛り込まれている。

2.オヤジの人相
セガールは顔と体格が明らかにふつーの人ではない。
ケイシー・ライバックを前にして、余程のバカでもない限りケンカを売らないと私は思う。
ニーソンは身長がデカい。
2人とも見るからにふつーではないオッサンである。

『Mr.ノーバディー』のおやじは顔も身体も一般サイズ。
主演のボブ・オデンカークは「サタデーナイトライブ」で活躍するコメディアンだそうだ。
なるほど、本作はコメディへの振れ幅が大きい。笑いはゲラゲラ系ではなく、クスっと系の笑いである。

オモシロかったので次作があるなら、必ず観ます。