このレビューはネタバレを含みます
冴えないおっさんがバチボコに敵を薙ぎ倒していく作品
序盤はかなり鬱屈とした雰囲気が漂っており、バスの中で最初に暴れるシーンもそこらのチンピラに結構やられていて、あんまり強くないじゃんと思っていたが、どんどんと本領を発揮していって敵を翻弄しまくり
この手の昔めちゃくちゃ強かった人が巻き込まれていく作品は、主人公が昔を思い出したくなかったり、嫌々戦いに向かう傾向にある気がしていたが、今作の主人公は暴れるのを楽しんでいる
敵の親玉とお互い手を引こうという交渉が決裂、総力戦の幕開けシーンでは車内で1人ほくそ笑む主人公
格闘、銃撃、数多のトラップ、冴えないおっさんかと思いきやめちゃくちゃ覚悟が決まってる主人公、序盤のうだつの上がらなさはどこへやらという爽快感
申し訳程度に傷を負い、絶対死ぬだろという場面では絶対生き延びる不死身の主人公が、視聴者の期待を裏切らない展開を見せてくれる、ある意味一番安心して見られるタイプの映画
でも結構エグい場面もあるから注意
