コスパ最高!
サラッと見れて満足度高め。
家庭にも職場にも居場所のない平凡な中年に見えてた男が、武装集団やマフィアを相手にど派手に戦う痛快アクション。
引き合いに良く出されるジョン・ウィックのようなスタイリッシュな戦闘は無く、イコライザーのようなインテリジェンスな雰囲気も無い反面、泥臭く笑えるところがこの作品の特長か?
序盤、冴えない中年親父の日常がサクサク早送りされるのは今風。
久方振りのバトルは、一発目が呆気なく殴られてしまうところから、尻上がりに調子が戻ってくるのがいい。ただし、相手を1発殴ってはしっかり殴り返されてる。現実味のある戦闘も好み。
それでいて、終盤の戦闘シーンはアイデアが秀逸で見応えがある。
後で、脚本のデレック・コルスタッドはジョン・ウィックも担当していると知って諸々納得。
印象に残ったキャストは次の4名。
主人公の冴えない中年ハッチ・マンセルを演じる悪役顔のボブ・オデンカークは、元々脚本家で俳優としては遅咲きだけど幅広い才能の持ち主。
ハッチの妻ベッカを演じるコニー・ニールセンは、綺麗な人だなーと思ってたら、恐れ多くもワンダーウーマンの母ヒッポリタ女王様。
そして触れない訳にはいかないハッチの父デビッドを演じるのは、バック・トゥ・ザ・フューチャーのドク役のクリストファー・ロイド、御年83歳はまた観れて嬉しい。
あと、同情の余地のないマフィアのボスのユリアンを演じるアレクセイ・セレブリャコフもなかなかのもの。この爽快感は彼のおかげ。
スカッとした!