ゆずきよ

Mr.ノーバディのゆずきよのレビュー・感想・評価

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)
4.0
ポスタービジュアルで惹かれていたし簡単なあらすじを見て絶対に好みだと確信していました。
でもそういう時こそ過度な期待は禁物です。

物語は、警察にて取り調べを受けている男は繰り返しの日常を送る冴えない父親。彼は何者なのか?というお話です。
冒頭は手錠で子猫と猫缶。どういう事?
そこからカメラのカットで1週間を表現する演出がめちゃくちゃ好みでした。
あんまりしっかり観れていなかったけれどこのカットの中に重要な何かがあったりしたのかな?
家族のいる自宅に強盗が侵入して物語は大きく動き出します。
私結構「風が吹けば桶屋が儲かる」的なのが好きで、バスの辺りからは身を乗り出していました。
ポップコーンが食べたいぞ。
ジョン・ウィックとかイコライザーの時にも散々言いましたが、環境利用戦闘が好きすぎて好きすぎて。
グロいという程ではありませんがそれなりに残酷な描写はあります。
動物は犠牲になりませんのでご安心を。
めちゃくちゃに強いけれど超人過ぎず割と傷だらけだなぁと思っていたらブランクなだけでめちゃくちゃ超人でした。
後半は基本的にドンパチです。
いちいち演出が良くて、前半の地味な伏線回収もしてくれて、本当にポップコーン食べたい。もう焼きとうもろこしでも良いから欲しい。
話の筋はわかりやすいですがちょいと強引かも。
ラストシーンは良いと思います。

やっぱり家族を守るために戦う男はカッコいいです。
ただあれは完全にきっかけで、ずっと内に秘めたものを解放する機会を探していたんでしょうね。
ああ言い忘れたけど音楽の使い方も好きでした。
とりあえず私の家はまだ賃貸なので、家を買う時には地下室のある家にしようと思いました。
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