金曜日のオフィス、一人残業をしていた男が倉庫に閉じ込められる話。
あらすじからしてシュールなコメディを想像していたけど、想像通りの感じだった。主人公のおじさんは誰からも仕事を手伝ってもらえないわ、思いがけず倉庫に閉じ込められるわ、悲壮感が半端じゃ無い。倉庫に閉じ込められてからも事態はどんどん悪くなっていくし、まさに踏んだり蹴ったりなんだけど、どれだけ絶望的な状況に追い込まれてもへこたれない姿に自然と応援したくなった。
どうでもいいけど、同僚たちが続々帰宅していく時にコピーかスキャンか分からないけど、複合機の蓋を開けっぱなしにして作業しているのが気になった。
最後はあっけなかったけど、短い時間の中でさまざまな事を経験したおじさんは、一皮も二皮も剥けて、最初の姿からは想像もできないくらい表情から何から変わっていて、割としっかりブルースウィルスに見えた。
この作品を観て一番考えたことは、何があってもスマホだけは肌身離さず持っておくこと。
