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心の傷を癒すということ《劇場版》のsauureのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

20210207

心の傷を癒すということ・2020
GAGA

人に優しくするべき理由がやっとわかった作品だった。
安先生は生涯を通して、精神科医として人々の心を救い続けた。その人生がこんなにも素敵で、愛に溢れていて、理想のような形だなんて。

人には優しくしたほうがいいんだな、思いやりは大事なんだな、ということにやっと気づくことができたのが半年前。だけど、それが何故なのかにはまだ気づくことができていなかった。今日まで。

人は一人更地にいたら生きていく意味を見出すことができない。自分だけでは、自分の生に意味を与えられない。だからこそ、承認欲求っていう一見醜いものは人間として当然の物で、人はいつも誰かから必要とされたいと思っている。
誰かから必要とされること、誰かに『この人がいてくれてよかった』と思ってもらえること。それこそが、人間が生きる意味になる。
そして、『この人がいてくれてよかった』と思ってもらえるのって、安先生みたいな人なんだと思う。
思いやりを持って、相手のためにできることに一生懸命になって。その人に優しくしたいという気持ちを真摯に体現して。
私もこんな人間になりたい。薄っぺらい言葉で言えば、「誰かに必要とされたい。」もっとしっくりくる言葉で言うとしたら、「あなたがいてよかった、と思われる人間でありたい。」

これから関わる人、出会う人、みんなに優しくしよう。それが自分の生きる意味になるはず。

文章にするとめっちゃクサいですが、そのくらい心動かされた作品でした。
書いてから思った、読まれるのちょっと恥ずかしいな笑

2021年13作目

#心の傷を癒すということ
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