パルパティーン

ハウス・オブ・グッチのパルパティーンのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)
4.2
インスタのフォロワーさんと一緒に見てきた。ずっと気になっていた作品なので、楽しみにしていた。

いやーお金が絡むとここまで人って愚かになるんだなと確認させられた映画だった。グッチ家の没落を描いた作品で、グッチ家と戦った彼の妻の物語でもある。

レディーガガーのファッションやメイクのド派手さはすごかった。そこに、メガネをかけた冴えないアダムドライバー。彼女の魅力にどんどん惹かれていくのを見ていて、これから憎悪にまみれた物語が始まっていくと思うと、うずうずしていた。アルパチーノが日本語で日本人に接客しているシーンでは、当時は日本人の上流階級層をターゲティングしていたんだと思うと、新たな知識として知れた。

レディーガガがグッチ家に入ったことでいろいろ経営に口を出すようになって、だんだん面白くなってくるところで、あの占い師の登場。映画見ていて、エターナルズのエイジャックと同じ人じゃんと気づいた。占い師の言葉を信じすぎて、自分の考えを持たずに言われた通りに物事を進めていくのである意味この占い師が破滅に追い込んだといっても過言ではない。

後半になって経営が傾いてきているなか、妻の性格に嫌気がさしてきたアダムドライバー。浮気相手の登場など不穏な流れがでてくる。ここでは、本当に娘が可哀想。娘は何も悪くない。

裏切り裏切られ、グッチの株がいろんな人にわたっていっていると思うと、ドロドロなお家騒動だなと思う。あの秘書の男が一番世渡り上手な立ち位置で見てて、賢いなと思いながら見ていた。

今回の映画は、歴史の勉強になった映画だった。また新たな知識として得ることができた。少し、グッチ家に興味が沸いた映画だった。そして、アダムドライバーさん。あなたにはやはり最高指導者がお似合いです。
フォースと共にあらんことを


2022年3本目