家族経営企業一族の崩壊が描かれてるファッション界のゴッドファーザー。
2時間30分の上映時間一切退屈しなかった。
マウリツィオ(アダム・ドライバー)とパトリツィア(レディー・ガガ)にSEXシーンはあってもラブシーンはない。特にマウリツィオ側からは愛というより性欲に流されたようにしか見えなかった。前半主体性が全然なくてパトリツィアの言うがまま。
冒頭とラストの自転車に乗るマウリツィオの場面が印象的。
パトリツィアには愛はあったと思うけどそれより金と権力と名声のほうが大事だったように見えた。
この二人よりアルド(アル・パチーノ)とパオロ(ジャレッド・レト)の親子愛の方にジーンと来てしまったな。
パオロの事は才能がなくて情けないのに、自分の才能を信じてる姿が可愛らしくて大好きになってしまった。
アルド、パオロ親子が仲良くお皿を洗う場面とアルドが「お前は本当にバカ息子だ、だけど俺のバカ息子だ」って言ってパオロを抱きしめるシーンが一番好きだな。