Mariko

バズ・ライトイヤーのMarikoのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
4.0
IMAX字幕一択案件。
双手をあげて絶賛、では全然ないのだけどかなりグッときた。



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(以下、若干のネタバレ的要素アリ)


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まず、バズの一挙手一投足がものすごくバズで(当たり前)序盤はそれだけで結構嬉しくなる。
そして、バズが超高速の飛行を繰り返すことで、周りが歳をとっていくのに自分だけ歳をとらないという現象が、子供は育っていくのにオモチャは永遠にそのままであり続けるというトイストーリーでの関係と呼応しているのだけど、この宇宙でひとり歳をとらずに60余年経ったバズの声をやってるのが凍り漬けで唯一人70年歳をとらずにいたキャップ=クリス・エヴァンスがやっているという点は、キャップ推しにはそれだけで高ポイント。またこうして観ると「この」バズは、正義感と責任感が強過ぎて頑固で時に空回りしてしまうけれど誰より勇敢で優しいという点でキャップとめちゃめちゃ似てるじゃん(しかも作中でバズの階級は大尉、Captainと呼ばれてる!)ということにも気づいてしまったらもうこのキャスティングは最適以外何ものでもない。

あと、最近のディズニー配給系とにかくなんでもかんでもマルチバースと時間遡行に頼ればいいと思ってない?っていうのがすごく気になるんだけど、今作はその展開をバズ自らが否定してくれたのは悪くなかった(ザーグの正体を肯定してるわけではない(汗))。
それと猫型ロボットのソックス、この子のロボット具合は絶妙でかわいかったのも◎。

ただ、全体のストーリーを考えると明らかに既視感のある展開が多い上に、後半のキーになるサブキャラ達があまりにグダグダでどう贔屓目に見ても魅力がないのが致命的。ピクサー作品が素晴らしい点のひとつに、メインのみならずサブキャラを魅力的に描いてくれることがあると思ってきたし、ここを魅力的に描いてくれないと、最後の To Infinity… and beyond. でキターーーー😭! ってならないのよ。


...というわけで、プラスマイナスいろいろ忙しい(笑)けど、トータルでは満足。ただし、クリス・エヴァンス加点が最低でも1.0はあるので、字幕に限る(吹替え観てないけど汗)。
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