なお

バズ・ライトイヤーのなおのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
4.0
"BEYOND"

ひとり真夏の川崎映画祭の3本目。
ピクサー作品の中でも1、2を争う人気作『トイ・ストーリー』に登場するバズ・ライトイヤーが主人公。
クリス・エヴァンスが声を当てているということで字幕版を鑑賞。

設定およびコンセプトとしては「1995年(=初代『トイ・ストーリー』の時代)にアンディが見た、バズが主人公の映画」。
そのため、『トイ・ストーリー』ではオモチャである彼が「人間」として活躍する姿は少し新鮮に映る。

ちなみに、劇中に女性同士の同性愛描写があることから一部の国と地域では本作の公開が規制されてしまっている。

✏️無限のかなたへ
アンディ少年は1995年の時点でこんなフル3DCGの作品を見ていたのかぁ~~~…などという野暮なツッコミはさておき、CGの滑らかさや自然さ、映画館での鑑賞をオススメしたくなる映像美、バズたちスペース・レンジャーの軽妙なかけ合いは目にも耳にも楽しい。
このへんは流石のピクサー・クオリティである。

物語も、良くも悪くも王道まっしぐら。
不時着した異星からの脱出を目指すためにテスト飛行を重ねる中で訪れる、戦友との別れ・そして出会い。
最終的には、こちらもファンにはおなじみの悪役であるザーグの打倒へと向かうこととなる。

☑️まとめ
途中若干中だるみしたような場面がないではないが、こちらの涙腺をホロリと刺激する展開もあり、老若男女問わず誰もが見られる安心感たっぷりの内容に仕上がっている。

当時この作品を見たアンディよろしく、宇宙に対して夢と想いを馳せる少年ように心をときめかせ、王道ストーリーを堪能すべし。

🎬2022年鑑賞数:81(33)
※カッコ内は劇場鑑賞数
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