7月1本目はバズ・ライトイヤー。IMAXで鑑賞してきた。IMAX豊作期の7月は早めにいくことをすすめる。
アンディの世界のバズ・ライトイヤーという映画の世界という設定が面白いなと思った。しかし、この設定がなかった方が良かったかもと思えた。
バズ・ライトイヤーの失敗により惑星に不時着した。故郷に帰るためにその惑星でできることを行い、現地の物資で賄って生活していた。エネルギーを調達し、試験飛行を行った。4分で帰ってきたが、実際は4年が経過していた。自分がみんなを故郷に帰すんだという思いに取り憑かれて、周りが見えていない状況になるのは少しおいおいと思った。
何回も試験飛行をして自分は時間的には全然経ってないけど、周りが時間が経っていく中で、気づけよと思うのに呪縛に囚われすぎて気づかない。設定は面白いけどバズという人格が大丈夫かと思ってしまった。60年経てば町として繁栄するので無理に帰らなくても良くねと思ってしまった。
ジョークが時々あり、面白いんだろうけどテンポが早くて笑うことがなかった。多分吹替で見たからわからなかったかなと思いたい。
ザーグの登場の仕方には驚いた。別の自分という設定には驚いた。戦闘機で追いかけるところではスターウォーズをオマージュしているので気づけた。あのネコロボットはR2ーD2枠なのかなと思った。エンジンの奪い合いのくだりは本当に、ドクターストレンジ2と同じバックグラウンドだなと思った。ザーグもあの惑星に不時着しないという選択肢をしているわけで、決して悪ではない。ワンダも同じように息子と普通に暮らしをしたいという思いからの行動である。
あのポンコツ2人が活躍するのかなと思えば対して活躍せずザーグとの戦いもあまり盛り上がらなかった。
つまらなくないわけではないが、バズ・ライトイヤーというだけで自分の中でハードルが上がっていたのかなと。個人的にはオモチャのバズの方がキャラの深みがあると思ってしまった。
映画は楽しく見るべきなのだろうけど、好きが故にこのような目で見てしまう。頭を空っぽにして見るべき映画でファミリー向けかなと思う。子供はバズのストーリーで楽しめる。失敗してもいいんだよと教えてくれる。大人はスターウォーズのオマージュなどかつて子供だった時のあの思いをまた楽しめるという構造なのかなと。しかし、中途半端でいまいち興行収入も伸びていないのかなと。2週間のIMAX上映でどれだけ動員できるかが肝になってくる。
2022年26本目