おなべ

バズ・ライトイヤーのおなべのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
3.6
◉「無限の彼方へ、さぁ行くぞー!(笑)」のセリフでお馴染み、『トイ・ストーリー』に登場するアンディが愛したオモチャ〈バズ・ライトイヤー〉の原点の物語。

◉スターコマンドに所属するスペースレンジャーのバズと指揮官で親友のアリーシャは、移住可能な惑星の調査に降り立った。しかし、巨大な植物に襲われ宇宙船が破損し、その惑星での生活を余儀なくされる。バズは脱出に必要なハイパースペース燃料をテストするため、かまいたちの《山内健司》と共に宇宙へと飛び立つが…。

◉監督は『トイ・ストーリー』シリーズの短編を制作してきた《アンガス・マクレーン》。声優として《クリエヴァ》《ワイティティ》が出演。しかし、字幕と時間が合わず、吹替で鑑賞。

◉律儀に航海日誌を記録したり、正義感が強く真面目な性格は、皆が知るあのバズにそっくり。ただ、ぐるぐる眉毛やスペイン語ver.はなく、ちょっぴり残念。

◉映像に関しては相変わらずの安定感なので割愛。ストーリーやメッセージ性に関してはドストレートで、尚且つTHE・王道という感じ。総じて、子どもも大人も楽しめる内容になっている。

◉「失敗はするもの」と励ましてくれるけど、どうしても引きずってしまう気持ち、転職して間もない自分に思わぬ形で突き刺さった。

◉吹替に関して。ネッコ型友達ロボ・ソックスの声をあてた《山内健司》の声がそのまま過ぎて、ソックスとしてではなく、《山内健司》としてしか見えなかった。言うなれば『バズ・ライトイヤー』の世界観に、なぜか《山内健司》が紛れ込んでる感じ。これは、『トイ・ストーリー4』のチョコプラ現象と同じで、鑑賞中に余計な思考を巡らせてしまうため、できればプロの声優さんに声をあてて欲しかった…。※字幕版の上映回数を増やしてください…。
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