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バズ・ライトイヤーのmitakosamaのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
3.4
予告編見て絶対面白そうと飛びついた。スゴい好きな世界観だったし、劇中劇の再現というのも堪らなかった(ナデシコで言うゲキガンガーみたいなものよね)

トイストーリーシリーズでは玩具として登場していたバスの、設定となるオリジナルストーリーを映像化。
玩具じゃない人間としてのバズの映像化が先ず面白い。

めっちゃアゴ触りてぇ!

探査中に降りた惑星で宇宙船が難破してしまい、脱出する為にバズは超高速でエネルギーを作ろうとするが、その度にウラシマ効果でタイムラグが出来てしまう。気がつけば50年くらい経っていて、かつての仲間には孫がいる。 
そんな中、ザーグなる者がロボットを用い強襲してくる…という内容。

責任感の強さ故に自分一人で何もかも背負いがちなバズが、ダメダメながらも仲間を手に入れるという成長劇がもう1つの話の軸だ。

ウラシマ効果が話のキーだ。どんどん自分以外の人間が歳をとっていく。かなり過酷なシチュエーションだとは思うが、それに対してはバズは余り落ち込まない。でも自分の仕事が全うできない事には落ち込む。かなり自分本位な奴だな。周りの人間の苦労は考えない、チョット異常な性格かも。

トイストーリーシリーズでも登場するザーグがラスボスとして登場するが、玩具として出てた時と違いリアルなキャラクターとして見るとやっぱり顔がマヌケだ。
それにサプライズとなるザーグの正体もチョット受け入れ辛かったなぁ。正直ザーグが出てからだいぶテンションが落ちた。

まぁ、世界観はとても好きだった。宇宙船や戦闘機、ロボットのデザインや演出も格好良かったし。期待値が高かっただけに、物語がイマイチ乗り切れなかったのが惜しい。
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