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バズ・ライトイヤーのAvengersのネタバレレビュー・内容・結末

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

前情報は「この映画をきっかけにアンディはバズを欲しがった」ことくらいで鑑賞。
バズがスペースレンジャーとして大活躍!みたいな(帝王ザーグを倒せ!的な)子供向けの話かと思っていたので、本作のテイストには違和感を感じた。

トイ・ストーリーファンとしては、レーザー・翼・宇宙船など、お馴染みの装備が出てきた時にはテンションアガったけど、そういったアガるシーンが少なかったのは残念。

ファンムービーとしての要素が薄いなら、一本の映画としてどうなんだい?ってところなんだけど、取り立てて際立ったところは無く感じた。
目的のためにこれが必要で、その次はこれをやって、というSWEP9のような宝探し感。探す目的も個人のミスを取り返すみたいなものが多く、必然性を感じられないためあまり感情移入できない。
馴染みのない横文字が多くスッと入ってこないのもマイナスポイント。

未来バズ出現シーンは、トイ・ストーリー2の「お前の父は私だ」のルーク・ベイダームーヴ再びか思ったので予想を裏切られた(最初の新人かと思った)。
未来バズと現在バズの対比は興味深かっただけに、割とあっさり現在バズが今を選んだのは拍子抜けした。未来バズの言い分も分かるだけに、もう少し葛藤する様子があっても良かったと思う。その後のソックスの「その君が好きだ」発言も浅く感じてしまった。

見終わった後も、やはり「この映画がアンディ少年に刺さったのか」ということは考えてしまう。
最終的には、「アンディには刺さったんだ!」と言われれば「そうですか」と納得せざるを得ませんが、この映画のバズがアルのトイバーンで大展開されるほどの大人気おもちゃになるという点は無理があるのではないかという見解に落ち着きました。
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