ゆかちん

バズ・ライトイヤーのゆかちんのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
3.1
無限の彼方へ!

トイストーリーはテレビ放映で3のラスト30〜40分くらいしか観てない。。
全部見てる人の方が楽しめたんだろうけど、3の少し観てただけでも十分楽しめた。
クリエヴァの声が激ハマりしてたのもあるかも笑。
あと、あの猫型ロボットほしい!!



バズ・ライトイヤー(声:クリス・エヴァンス)は有能なスペース・レンジャーだが、自分の力を過信したことで、1200人の乗組員とともに危険な惑星に不時着してしまう。
相棒でもある猫型ロボットのソックスとともに、全員を地球に帰還させるためのミッションに挑むバズだがーーー。



「失敗」することについてがテーマなのかな。
「失敗」との向き合い方。
失敗しない人なんていないし、問題なのはその失敗からどうするのか、というか。
失敗を無かったものにしようとするのか、
失敗を受け入れてどう今後に繋げるのか。

あと、他人の失敗に対してはどうなのか?というところも。

あと、過去は消せないということ。
たとえ消せたとしても。
なぜなら、消そうとする過去の後には、そこから続くそれぞれの人生があって、その営みの先に今があるから。
築き上げた歴史まで亡きものにすることは、正しいことなのか??

ピクサーらしい大人も響くメッセージ性。

バズって、こんなに最初はワンマンやってんな。
最初から仲間想いというわけではなかったというのか。
あと、バズが自分の失敗を正そうと任務に就けば就くほど、周りの人達との時間が開いていくのが切なかった。。。
飛行実験をして帰ってくると、相対性理論に基づく時間の流れのズレが生じ、いわゆる「ウラシマ効果」によって、パイロットだけが時間から取り残されたような状態になってしまう…。
最後62年後になったときは、クリエヴァのせいか、キャプテン・アメリカと同じ状態やなーとか思ってしまった笑。

てか、あんな宇宙でよう暮らしていけるよな。。技術が凄い!!

コメディなところの会話のテンポ感はさすがという感じで。
あと、バズが62年後に出会ったアイーシャの孫イジーたちのポンコツ具合はトホホやった笑。
特に、タイカ・ワイティティが声を出していたモーが酷い笑。
モーは勿論、イジーもみんな失敗しまくる。これでもかというほどに。
バズは、自分の失敗は己を責めるけど、彼らの失敗について呆れたり落胆したりはするけど、責めたりしない。これは、自分の失敗があるからなのかなぁ。


バズがようやく飛行実験に成功して帰ってくると、謎のロボット集団ザーグによる襲来を受けていたんだけど。
このザーグのロボット、なんかガンダムみたいというか。特にあのモブロボたち。ガンダムにああいうのいたよね?ザクやっけ??
あと、猫型ロボットといい、日本のアニメに影響されてるのかな???

そうそう、猫型ロボットのソックス、めっちゃほしい!!笑。
ええ子やし、優秀やし。
あと、さりげにちゃんと猫っぽいところもある(撫でられたら喜ぶとか、小さな光を追いかけるとか)のがまた良い!笑
ほしい!笑笑。



結構色々なパートに分かれてて飽きずにずっと展開が気になる感じで良かったんやけど、ザーグの正体がわかったところで、少しひっかかるものが。

や、ストーリーとして、バズが自分の最悪バージョン、もしあのまま自分の失敗を正すことに固執して孤独に生き続けて拗らせていたら?みたいなのと対峙するというのはナルホドナルホドなんやけど。
これはタイムトラベルとしてどういう…?という笑。
MCUみたいに分岐して出来てる別次元の自分なのか、一本の線のままなのか?
なんかやっぱりタイムトラベルが絡むと腑に落ちない部分が出てくるな〜って。


あと、アイーシャは女性と結婚したんだけど、シンプルにどうやって子ども産んだんだろ?と。
でも、アイーシャは結婚して出産してもしっかりキャリア築いていたって描写はいいね。

この辺はポリコレ意識なのかな。
ただ、トイストーリーの主人公が見ていた映画ということは90年代より前の作品ということやろけど、なんか多様性に関する時代が逆な感じもするね。
これ、ハリーポッターとファンタビとかも感じたり。ファンタビの方が昔やのに、多様性はファンタビの方が進んでるという。
ま、仕方ないか。
でも、あのポンコツ仲間が年齢性別バラバラなのは良いなと思った!


まあ、少し「?」なところはあるものの、全体を通しては楽しめたので良かった!
クリエヴァの声はいいなぁ。
てか、クリエヴァはやっぱヴィランよりこっちな方が似合うわ。
ゆかちん

ゆかちん