青空ゆき

モーリタニアン 黒塗りの記録の青空ゆきのレビュー・感想・評価

5.0
ジョディ・フォスターとベネディクト・カンバーバッチ、二つの正義が激突する!

限りなくグレーなモーリタニアンの青年と黒く塗りつぶされた記録、二人が行き着く先にある真実とは?

クーリエに続く良質なノンフィクション。

バイデンの今だから上映できた作品。

アルカイダによる“9.11米同時多発テロ”は数多くの犠牲者、悲しみ、憎しみを生んだ。

罪を追及する者と無実を証明する者。

裏切り者!

同じだから困る。

一人にしたくなくて。

底知れぬアメリカの闇。

それぞれが信じる正義を見えない巨大な力が邪魔をする。

キューバにあるグアンタナモ湾収容キャンプ。

他の映画などで名前を聞いたことがある人もいるでしょう。

この悪名高き収容所は看守の司法を遠ざけた治外法権で地獄だと言われている。

ラムズフェルドの指示で行われた拷問、そして自白の強要。

グアンタナモの犠牲者は779人にのぼる。

そのうち有罪はたったの8人(上級審で3人が無罪に!)

アラビア語で自由と許しは同じ意味を持つ。

歴史はいつも語りかける。

“暴力や憎しみ”は“暴力と憎しみ”しか生まない。

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