このレビューはネタバレを含みます
めっちゃ疲れた。
彼の手記は読んでみようと思う。
正義ってなんだろう、悪ってなんだろう、人が人を裁くってなんだろうって思う。
第1次世界大戦で初めて世界でとんでもない人数が死んだ。
第2次世界大戦ではホロコーストがとてつもない印象を世界に残した。
その上で2000年代にこんな人権を無視したことがアメリカで行われていた事実に驚愕したし、
スラヒを勝訴後7年拘禁したことも信じられない。
結局スラヒがテロに関わっていたのかは不明。そこを完全に冤罪として描かなかったのがとても良かったと思う。
正直ここまで頭がよく、実際怪しい関係もあり、アルカイダに在籍歴もある。
実際のところわからない。ただ、もし本当にリクルーターだったとして、リクルーターはどこまでその影響を理解してリクルートしてるんだろう。
悪いことをしようとしての勧誘ではないからこそ難しいのが宗教問題なのではとも思う。
短絡的に悪を作り上げて勧善懲悪の構図を作ろうとするのは、敢えて言うと「アメリカ」のよくない「国民性」だと思う。
「誰」の責任かを明確にすることと「誰でも」いいから吊し上げるは違うよね。