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モーリタニアン 黒塗りの記録のsanyaaanのレビュー・感想・評価

4.2
【自由の国アメリカ。その真逆が行われているアメリカの闇。】685

《感想》
〝アメリカン・ドリーム〟〝自由の国アメリカ〟
そんな言葉が消される様な
アメリカの裏側の映画。

9.11の同時多発テロ事件に関わる問題。
アメリカの必死さが窺われる。
だが、しかし
一方で誰でもいいから有罪にして、米国民に納得させる材料を作り出そうとしている様にも見える。

この様な「ヤミ(闇)」の映画は
記録として残しておくべきだ。
大変勉強になる一本。

★感想
この様な映画を見ると、一体何が真実で、何がヤミで、何処までが真実で、何処までが嘘かわからなくなる。

★物語
9.11テロの首謀者の容疑。
不当な拘束で7年+更に7年を収容所で過ごした
アフリカのモーリタニア出身モハメドゥ・スラヒのお話。

★信念
ジョディ・フォスター演じる女性弁護士の〝ナンシー〟さん。
生涯を不当に拘束された人を弁護する事に捧げている様な方。
演技も上手だが、この方の生き様や精神力、信念には、目を見張るものがあった。

★第78回ゴールデングローブ賞
助演女優賞


《物語》
2021年イギリス,アメリカ映画。
ある日突然、アフリカのモーリタニア出身モハメドゥ・スラヒが連行された。彼は9.11の首謀者の1人として拘束されたが、裁判は一度も開かれておらず、キューバのグアンタナモ収容所へ移送された。2005年、弁護士のナンシー・ホランダーは不当な拘禁だとしてアメリカ合衆国を訴える。政府は米軍にモハメドゥを死刑判決に処するための起訴をスチュアート中佐に任命。黒塗りにされた記録の真相を明らかにすべく両サイドからの綿密な調査がはじまる。

監督
ケヴィン・マクドナルド
出演
ジョディ・フォスター(ナンシー・ホランダー)
タハール・ラヒム(モハメドゥ・ウルド・スラヒ)
ザッカリー・リーヴァイ(ニール・バックランド)
サーメル・ウスマニ(アージュン)
シャイリーン・ウッドリー(テリー・ダンカン)
ベネディクト・カンバーバッチ(スチュアート・カウチ中佐)

《こんな話》
・のり弁書類
・911同時多発テロ
・不当な拘束

《関連する映画》
・ザ.レポート(9.11と黒塗り)
・グアンタナモ、僕達が見た真実(グアンタナモ)
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