もこもも

劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライトのもこもものレビュー・感想・評価

4.1
卒業が迫る舞台少女たちの最後の戦いと成長を描いたレヴュースタァライトの劇場版作品

完璧で圧巻な"劇場"作品
クオリティがあまりにも高い
特に演出!演出!演出!!
演出が突き抜けて素晴らしい
ワイルドスクリーンバロックという
舞台が新たに大規模になることで
世界観もさらに作り込まれていて
劇中の6つのレヴュー全てがアニメの
どのレヴューよりも頭一つ抜けてた
音楽、BGM、効果音も素晴らしいし、
戦闘の迫力と映像美も凄まじいし、
卒業によりそれぞの道を歩む各キャラの
葛藤やわだかまり、夢や人との向き合い方が
とっても丁寧に描かれてて胸に響く
舞台少女の行く末を劇場で観れてよかった
一体誰のどんな燃料を燃やしたら
こんな素晴らしい作品を作れるのやら

"列車は必ず次の駅へ
では舞台は?あなたたちは?"

ばななによる"皆殺しのレヴュー"
再びの闇ばなな登場が衝撃やったし、
やっぱめちゃめちゃ強いし、恐ろしい
電車が舞台になるのが興奮させられた

香子と双葉による"怨みのレヴュー"
個人的に一番感情移入したレヴュー
香子は確かに自分勝手でわがままやねんけど、
双葉が離れていくことの寂しさや悲しさって
誰しもが経験することやから共感して感動した
挿入歌で流れる『わがままハイウェイ』が
劇場版を通して一番好きやった曲

まひるとひかりによる"競演のレヴュー"
演技と本音が入り混じったレヴューで
まひるの成長と強さにめっちゃ感動した
ラストで明かされるまでまひるの闇は
完全に本物の闇やと思ってたわ
だからこそひかりの本音を引き出せたもんね
ただなにかが違えば今回の演技が
本音になってた可能性もあって、
そうならなかったのはオーディションを
通して成長したまひる自身の力
『MEDAL SUZDAL PANIC◎〇●』も好き

ばななと純那による"狩りのレヴュー"
純那ちゃんの為やったんやね
泥臭く真っ直ぐな純那がやっぱり好き
ばななちゃんの涙がめっちゃ沁みた...

「あーあ、泣いちゃった」

天童とクロディーヌによる"魂のレヴュー"
天童さんは割と普通やねんけど
クロがアニメ、映画を観ていく中で
爆発的に魅力的なキャラになっていった
ほんま可愛いし、美しいし、
悔しさがいっぱい伝わってくるのに
それでもトップを目指し続ける強さや、
天童さんに対する想いが素敵で大好き
天童さんが最後に「美しい...」っていう
額縁に入ってるようにみえる画のクロが
とんでもなく美しく煌めいてた

華恋とひかりによる"最後のセリフ"
一度死んでからの列車で復活シーンが熱すぎる
華恋に先の目標が出来たのが嬉しい
華恋とひかりの観客に会話を向ける
第四の壁を越えてくる演出もドキドキした

「私たちはもう舞台の上」

主題歌 : スタァライト九九組『私たちはもう舞台の上』
もこもも

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