ゆ

竜とそばかすの姫のゆのネタバレレビュー・内容・結末

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

インターネットの匿名性を利用した悪意や正義マン、同調圧力
孤独ゆえインターネット内に居場所を探す人々
スパムのようなアカウントがあったり、等々
昨今のインターネットの世界がほどよく表現されていた気がする

物語のほとんどが仮想空間での出来事なので
サマーウォーズのように家にミサイルが落ちるなどの
規模のでかさは特になく少し物足りなさを感じたし
おおかみこどもやミライは気持ち悪くて苦手だったから
そんなに期待はしてなかったけれど、歌や衣装がとにかく美しいので満足

しかし、竜のお城や召使的なAIキャラクター、バラのモチーフ
ダンスシーンは特に美女と野獣にインスパイアされすぎていて
ちゃんとディズニーに許可取ったか不安になったのと
最後も突発的に会いに行ったって虐待から子供を守るといっても
所詮インターネットで繋がりのあるだけの他人なので
主人公たちが出来る事はかなり限られているから
現実世界ではそこまでハッピーではないんじゃないかな
と、思ってしまうような終わり方だった

ただ、個人的に大好きなイケガミヨリユキさんが
キャラクターデザインで参加されていたのが嬉しかったし
衣装デザインをされているANREALAGEの森永さんも
序盤のシーンで本人が画面にちょこっと出ていてテンション上がった
ゆ