歌がとにかく良い。
歌と背景、仮想世界の構造、それぞれのクリエイターの作品がすごく良い。
たとえストーリーが淡々と進んでいっても十分楽しめるから絶対映画館で観たい、聴きたい作品。
自分ではない自分を生きる仮想の世界の中で行動し、誰かとつながって、それを通して現実が良い方向に変わり人を成長させていく。
実際には誹謗中傷が溢れている現在のSNSが、未来的にはそういう存在になっていけたらいいですね、という希望を語っているのかな。
最低限のストーリー展開を理解できるピースのようなものはよくよく見ると与えられている。滑らかで口当たりの良い整合性の取れた物語ではないけれど、そこまで支離滅裂でもない。
ジブリでもない、
新海誠でもない、
細田守の描く空や川が、とっても美しい作品です。