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竜とそばかすの姫のdm16のレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
3.7
圧倒的な音楽と映像美。
それがあってのこの点数。
中村佳穂さんは歌唱はもちろん、声優としても本当に上手で驚いた。
ストーリーはツッコミどころ満載。

開幕15分の世界観の描写、op曲、テンポはものすごく惹かれて、純粋にこれから始まる物語にワクワクした!

んやけど、中盤の中弛みが否めない。
特に美女と野獣のオマージュシーンは謎。全く同じ構図の描写を他の作品で観たいとは思わないし、美女と野獣要素を入れる必要性も感じなかった。

竜にあなたは誰?と聞くベルの考えも理解できず、大好きだよに至るほどの絡みも見えなかった。

最後の展開も、収束の仕方が雑…あれで大丈夫なわけないと思う。すずを一人で行かせる大人の考えも理解し難い。ジャスティンの存在も謎やしUの設定も描写されず、アバターがみんな美人かと言うとそうでもない。ベルだけビジュアルに恵まれていたように感じてそれも違和感。

メインキャラも全員俳優なのはいかがなものか。特に忍くんとか、お父さんとか、声優使えばもう少し魅力的やったと思う。

と…ツッコミどころ満載ではあったけど、音楽と映像良すぎて、観終わった後はやっぱり良かった〜!!!って思えてしまうのも本音。

すずがなぜ歌うまくて作曲できるかの描写はちゃんとあったのは良かった!
あとカヌー部の青年が推せる!
ルカちゃんはかなり見る目ある(笑)
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