監督・脚本 細田守
ミラーワールドの中で、何者からも束縛されない自由な新しい人生を送ろうと思ったのに、現実世界よりも大きなノイズ、同調圧力に押し潰されそうになる。
細田守は、これまでもデジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム(2000年)、サマーウォーズ(2009年)と、約10年おきにインターネットの今を巧みに描写してきた。
2021年のインターネットの中の世界は、第2の世界を生きれる場所である代わりに、ネットの社会性とは何か?を考えさせられる時代として描かれている。
実際「U」のようなプラットフォームが現れるのも、もう時間の問題だしね。
それにしても、音楽とCGに圧倒された。
優れたクリエイティブな要素が、絡み合って、作品の質量を上げまくっている。
日本アニメの大作が、また生まれたな。