けん

竜とそばかすの姫のけんのレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
3.5
監督・脚本 細田守

ミラーワールドの中で、何者からも束縛されない自由な新しい人生を送ろうと思ったのに、現実世界よりも大きなノイズ、同調圧力に押し潰されそうになる。

細田守は、これまでもデジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム(2000年)、サマーウォーズ(2009年)と、約10年おきにインターネットの今を巧みに描写してきた。

2021年のインターネットの中の世界は、第2の世界を生きれる場所である代わりに、ネットの社会性とは何か?を考えさせられる時代として描かれている。

実際「U」のようなプラットフォームが現れるのも、もう時間の問題だしね。

それにしても、音楽とCGに圧倒された。
優れたクリエイティブな要素が、絡み合って、作品の質量を上げまくっている。

日本アニメの大作が、また生まれたな。
けん

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