狂猿のnisuiのネタバレレビュー・内容・結末

プロレスラー・葛西純のドキュメンタリー。
素材は強烈だけど堅実なつくり。プロレスから離れた家庭人としての姿もしっかりと描いている。題材が題材なだけに覚悟してたけど、佐久田戦は刺激的すぎるし、肉片の大写しには目を覆ってしまった。
猿キャラでのブレイク、東スポプロレス大賞のベストバウト受賞等々、関係者の証言から葛西純がいかにしてデスマッチのカリスマとなったかがわかる。
コロナ禍で流れたけど「復帰戦はアメリカで相手は日本に入国できない強盗犯」という強烈なエピソードは見たかったなあ。そのおかげ(?)で葛西本人が思い描いていたような華々しい復帰戦にはならなかったということも含めてしみじみとしたものになったのかな。