在宅医療の長尾先生を追ったドキュメント
日本の医療に一石を投じる。
保険適応で薬漬けの患者。
医者や薬局は薬を処方するとお金になる。このシステムは、国を滅ぼしている。
本人も延命されて、返って苦しい。
命は枯れて死んでいくのである。
そう、長尾先生のおっしゃる平穏死が良い。
穏やかに亡くなりたい。チューブに繋がれたり電極に繋がれて生きていたくない。
この映画では、実際の患者さんとその家族の了解を得て、最後の時を撮らせてもらっている。
それは、安らかな自宅での最期。
普段の病院での診療も映す。
患者さんとの会話は笑いを誘う。
歩く事・笑う事は健康に良い１番の薬。
患者さんを元気付ける為に全身全霊でけったいな事までする。それは看護師さんや家族までも巻き込み、この先生に最期まで診てもらいたいと誰しも思わせる。
ナレーション担当の柄本祐さんは、
映画［痛くない死に方］で、この長尾先生の下で働く医師の役をする。次回はこの映画を見たい。どんな先生になるのか。又、長尾医師役は奥田瑛二さん。楽しみだ。
