なにが”けったい”なものか。とても必要なことだ。
この映画の最後に私たちはある「体験」をすることができる。
なかなかできない、できるだけいろいろなタイミングでしておくべき「体験」だ。
あえてこの言葉を使うと、まさしく「映画体験」だ。
近くにいる人間の判断のせいで在宅医療が打ち切られてしまう瞬間や、
ただ傍にいただけで理解を示していなかったのだなとわかってしまう瞬間がある。
患者が自分の人生の主人公から引きずり降ろされた瞬間を目の当たりにする。
それがとても辛くて悔しかった。
最後の体験と、自分がそうなってしまわないための練習を、全員がすべきだと思う。