マツモトタクシー

truth 〜姦しき弔いの果て〜のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

truth 〜姦しき弔いの果て〜(2021年製作の映画)
3.9
堤幸彦 原案、監督作品
三浦有為子 脚本


ある男(佐藤二朗)が事故で死んだ
葬儀が終わると彼のアトリエに3人の女性がやってきた

月曜日の女、元不良のシングルマザーの栗林マロン(福宮あやの)
水曜日の女マウント命な美貌の受付嬢、九条真弓(広山詩葉)
金曜日の女、謎多きセレブ医師小林さな(河野知美)
という全くタイプの異なる彼女達と男は3年前から同時に付き合っていたのだった。。

同時に交際していたと気づき互いに罵り合い殴り泣き叫んだ
そして本音を吐露し語り合った彼女達は、やがてある真実に辿り着く。。





以下ネタバレ


本作は俳優の広山詞葉が発起人となり撮影や舞台等が軒並み延期や中止となった仲間の福宮あやの、河野知美に声をかけスタートしたプロジェクトなので3人がプロデューサーも兼務

数々の名作を手がけてきた堤幸彦監督に直談判その気概に監督も応える
必死の想いで申請をした文化庁による「文化芸術活動の継続支援事業」助成金を元に予算約700万円&撮影2日間という低予算かつ物理的な制約の中、堤組が集結し製作がスタート

堤幸彦監督は50作目にして原点回帰とも言える自主映画のメガホンを取ることになった🎬



亡き彼のアトリエで繰り広げられるワンシュチエーション物

低予算なので女優さんの顔にはライトは当たらずボンヤリと薄明かりで撮影
バックに流れるピアノの曲がよく合っていた🎹

最初は1番まともそうだった女医さんが英語を多用し始めてから段々と壊れて行き可笑しくなっていく😁

ラストの3人の決断は男なので何となく女性は、こういう気持ちになるのかなと思ったけど女性としてはタイプによって賛否が分かれるのだろうなぁ。。