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新 デコトラのシュウ 鷲の磨のレビュー・感想・評価

新 デコトラのシュウ 鷲(2021年製作の映画)
3.3
もはやヤクザ以上の絶滅危惧種に指定されるデコトラ(デコレーショントラック)
今では各会社に出禁になるなど生きづらい世の中になっているようですが、この分野の礎を築いたのがこれまたヤクザ映画と同じく菅原文太さんというのが少し哀しい。

そして本作『デコトラの鷲(しゅう)』シリーズは平成のトラック野郎シリーズとも言うべきタイトル。毎話、マドンナに恋するトラック野郎の飛田鷲一郎が奮闘するも最後に振られるという、古き良き昭和の香りが残るコメディシリーズ(本作品が6作目)で、こういうのが地味にレンタルで人気だったりするのです。

苦笑しちゃうほどチープな映画で、シネコンで上映される事が奇跡だと思う(笑)
そこは相川翔主演のコメディゆえなのだろうけど、それが分かっていれば肩肘張らず気楽に観れるので、疲れた時や気分を変えたい時などにはおすすめかも?

キャストに目を向けると、実は女優陣が注目の作品で、今作のマドンナは剛力彩芽。まだ女優業を続けるようで個人的には嬉しい。女賭博師のコスプレは半端ない破壊力。ヤバいくらい似合ってた。今だにキレイなさとう珠緒さんにも注目したい。
そんな中かわいい女の子いるな、と思ったら「万引き家族」の末娘、ゆり役の佐々木みゆちゃんだった。180度どころか、もう一周回って540度くらい印象の違う作品。

…うん、何事も経験が大事だから頑張るんだよ(笑)
磨