ダンディー

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODYのダンディーのレビュー・感想・評価

3.9
2022年、270本目(ドラマ除く)。

初日のレイトショーで。
仕事帰りの一人レイトショーは
自分にとって最高に幸せな時間かも。

1本の映画作品として見た時、
ストーリーの踏み込み具合が浅い。
波乱万丈なはずの彼女の人生が、
あれ?こんなもん?
大きな事件って麻薬だけ?
みたいに感じてしまうくらいの浅さ。
もちろん麻薬に手を出したことは最大の過ちだし、
彼女の早すぎる死の原因も麻薬なんやけど、
それすらも少し軽く感じてしまうくらい、
全てが駆け足でサラサラ流れてしまった感じがした。

とはいえ、
映画館ならではサウンドで聴く
ホイットニー・ヒューストンの歌声はもう!
神の領域やで。
特にスーパーボウルで国歌斉唱の場面は、
マジで鳥肌立ったし。
何回自分の身体をさすったか分からん。

私はホイットニーの世代ドンピシャじゃないけど、
もともと歌が好きやからね。
それだけで十分見る価値ありやった。
映画「ボディーガード」も何回見たか。
若かりし頃のケビン・コスナーがチラッと出演。
あれはテンション上がった(笑)

あとはね、ナオミ・アッキーが上手い。
もうホイットニーにしか見えんかったもん。
さすがに歌はホイットニーの声そのままやけど、
ライブシーンのダンスとか最高やったしね。
演技もめちゃめちゃ上手かったし。

これはね、ボヘミアンみたいには
ヒットしないのは分かってるけど、
私はボヘミアンより好きやし、
ぜひ多くの人に見てもらいたい。
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