1950年代のハーレムを舞台に、サックス奏者とレコード店の娘が愛を育んでいく姿を描いたラブロマンス。
王道なラブストーリーであり、黒人というアイデンティティをしっかり見つめて、讃えている作品でもある。
自立した女性であるシルヴィと不器用ながら才能溢れるロバート。
時代や人種、身分の壁にぶつかりながら力強く生きていく2人の姿を繊細に描いていく。
イライラするけどなんだかんだ羨ましい、まさに古き良き愛の物語。
ジャジーな音楽は見事で、衣装デザインも美しい。
テッサ・トンプソンとンナムディ・アサムアの演技はとても印象に残る。