えるる

シルヴィ〜恋のメロディ〜のえるるのネタバレレビュー・内容・結末

シルヴィ〜恋のメロディ〜(2020年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

50年代のニューヨークのジャズ奏者とテレビマンを目指すレコード屋の娘の青年期から大人になってからの恋の話
ジャズ奏者の話なので音楽が良いのと洋服や髪型が可愛い。

婚約者がいる女性が浮気で束の間の恋物語を楽しみ夢の邪魔をしないために身を引いて数年後に売れっ子になった彼と再会して愛が再熱する王道ストーリーではある。せっかく結ばれても女性は出世街道まっしぐら彼は売れっ子ジャズ奏者だったのがジャズブームは終わり新しい流行りに乗れず無職になるまでが猛スピード過ぎる。いつの間にプロデューサーやマネージャーと契約無くなってた?
今度は彼女の仕事の邪魔にならないように彼が居なくなるが最後は理解しあってハッピーエンド。
50年代でも映画の世界でぐうたら父ちゃん散々見てきたから男が働き女を養うぞという男気は良いと思うがデトロイトまで行かんでもニューヨークで働けばいいのに。プライドもあるんだろうが、子供からしたらお前がまた現れたせいで父ちゃん居なくなるし本当のパパとして現れたくせに消えるとなると最初から会ってやるなよとも思う。最後戻ってきたから良いけどさ。
浮気期間中に彼の子を孕んだが婚約者はそれを知って了承し結婚、子供も大切にしている。という所がどうしてもその旦那さん側の気持ちになってしまい。そっちが主人公のストーリーだったら最悪だよと思って純粋に見れない自分が悲しい。

多少の人種差別なども出てきます。ブルックリンなどの黒人文化が好きでジャズ好きな人や50sファッションが好きな方にはお勧め。
純粋な恋愛映画としてはイマイチですが不倫物好きな人には少し物足りない感じ。
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