たかはしともひと

シルヴィ〜恋のメロディ〜のたかはしともひとのネタバレレビュー・内容・結末

シルヴィ〜恋のメロディ〜(2020年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

これは今年ワースト映画(以下悪口)(あくまで私の感想です。ご了承下さい。)

 最初は1950年代のアメリカの空気感を感じられる衣装とか、背景とか、節々の空間の映像と、黒人差別のリアリティとか、ジャズの演出とかが綺麗に撮られてていいな、って思ったけど、主人公(ヒロイン?)があまりにも気持ち悪い。どうしても許容出来ないくらい嫌い。

 これが愛?ちゃんちゃらおかしい、少なくとも自分には我儘、性欲、我欲の集合体にしか見えなかった。

 夢のために伝えなかった〜云々のくだりが2回あるが、どちらも相手のことを考えて行動している様には見えず、ただただ自分のエゴを貫き通して、悲劇の中生きていく自分に酔っている様にしか思えない。身を引く、そこに愛情があったのは理解できるが、この映画の場合は美しくなく、上っ面にしか見えなかった。

 唯一良かったと思えてた舞台背景とか、ストーリーの起伏とかも段々蔑ろにされて、物語を動かすための舞台装置として都合よく描かれてるに過ぎない。

 総じて画角の美しさとか演出で小洒落た雰囲気は漂わせていたが、それも小手先でしかなく、説教くさく愛とやらを語られたが、非常に気味が悪かった。
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