冒頭30秒だけでも観る価値のある作品。ベトナムを舞台に、そこでしか描けないテーマ、風景を描いていた。何より映像表現、風景描写が好み過ぎた。旅行、観光映画とも言えるが、それはまるで主人公の視点を追体験…
>>続きを読む現代の観光は麻薬作用(排除され市場化される場)と覚醒作用(発見を通したアイデンティティ形成)で構成される(須藤廣『ツーリズムとポストモダン社会』)。
観光客でしかない主体にアンビバレンスだった主人…
すごく良かった。6歳まで住んでいたベトナムに戻ってくるキット。しかし幼少期の記憶は薄く、自分のことを「観光客みたい」だと感じる。生まれ故郷をもう一度旅行して、出会った人たちと対話しながら、自分の人生…
>>続きを読む幼少期にベトナム戦争難民となり、30年ぶりに帰国した主人公
すっかり変貌した街中にひっそり息づく昔の面影と孤独を共有する人物との出会いにより、複雑だが不幸でもない不思議な充足感が彼を包む様に、じんわ…
このレビューはネタバレを含みます
多くの場面で、背後にバイクの音が聞こえているのがベトナムらしいなと。
騒がしい街が舞台なはずなのに、何故か全体的に静けさが漂っているのも興味深かった。
言いたいことを全部言わせない感じも良かったな。…
監督の前作、「追憶と踊りながら」がすごく好きだったので楽しみにしていた作品。
冒頭のシーンからがっちり心掴まれちゃった。
Twitterで日本版のメインビジュアルがどうなんだ?と話題になってました…
予告編の映像の美しさ、叙情的な雨の音にビビッときて、楽しみにしていた映画。予告編ではまったくわからなかった要素があったけど、ネタバレになる⁇かもしれないので触れません。
期待通り映像も音も美しかっ…
【タイトルに込められた意味】
最近のベトナムの経済発展は著しい。
冒頭のバイクの群れが交差点で交錯する様を上空から撮った場面を見ると、渋谷のスクランブル交差点の比じゃないなんて思ってしまう。
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