追憶と踊りながら、のホンカウ監督がヘンリーゴールディング撮ってるの!!?と気になってたものの観られてなかったモンスーン。
「強烈で容赦ない」サイゴンに訪れたキットの出自と、家族との関わりが徐々に明らかになっていき、ベトナム戦争と、その影響でボートピープルとして各地に渡った彼らのその後を知る…というストーリー。出自とアイデンティティにまつわる話なのは追憶と〜、と近しいものがある
控えめで静かでゆっくりと進む物語も、長回しで美しいベトナムの風景をとらえたカメラワークも良かった、BGMも多分ほとんどなかった。最後キットがホテルからスコールが降るサイゴンを見下ろすシーンが特に好き。東南アジアのスコールって一瞬で空がグレーになってすごい音で雨が落ちてくるんだよね