●MONSOON/モンスーン(2020年イギリス/香港。ヘンリー・ゴールディング)
この街の風が孤独な心を癒していく──というコピーは大嘘。
そういう映画ではない。
時は流れるんだよというのを静…
例によって最低限の情報のまま鑑賞。
ベトナム戦争の終結で家族と共に国を離れた主人公が再び帰国を果たし、自らのアイデンティティーを探す、位の前知識で観始めたところ、途中から、亡き父親はアメリカの傀儡で…
とても静かで起伏はない映画ですが、主人公の心情の変化など丁寧に見せてくれた映画だと思いました
ベトナムに戻ってきて、30年前と違っていることに戸惑いが隠せない
地元、自分のルーツであるのに移民扱い…
エドワードヤン監督の台北ストーリー、みたいなのかな。
イギリスから30年ぶりにベトナムのサイゴンに帰ってきたキッドは街並みの変貌に戸惑いながらウロウロしつつ、従兄弟のリーの家を探し当てる。
リーは温…
脚本と撮影、台詞と動作の一般的な主従関係が見事に逆転した映画。特徴的なカメラワークによって、市井の様子を映しつつも落ち着かない異邦感が強烈に引き起こされるし、会話がよもやま話の域を出ない代わりに表情…
>>続きを読むベトナム戦争について勉強不足でしたので、補足で鑑賞後に検索など致しました。
『アイデンティティを探す旅』とぼんやり解釈していましたが、これは私みたいなぼんやり層と体験者・当事者層との、乖離していく…
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