シチリア島パレルモに住むパオロ(ピフ)は交通事故で死ぬが、天界のミスで92分間の猶予を得る。不誠実で家族を省みなかった人生を振り返り、パオロは妻アガタ(トニー・エドゥアルト)と子供たちとの絆を取り戻そうとする。
また出た、天国で間違いがわかって戻ってきちゃう映画。
「天国は待ってくれる」「天国から来たチャンピオン」「ワン・モア・タイム」「セカンド・チャンス」「愛が微笑む時」に続いての天界の適当さが笑える。スムージーがなんだって!?笑
ただ、思っていたコメディとはだいぶ違って、それほど笑いはなく、残念ながら共感できない話だった。
主人公パオロは不誠実というか幼稚な男。あまりにガサツで自己中で、自分の都合のいいように生きて来た過去が明らかになっていく。イタリアじゃ、あれは普通なのか?
踏切のエピソードなんかは笑えたけど、あんな人生送ってきて、たった92分頑張ってあのエンディングはないだろー、って思ってしまった。
すべては “赦しの心” ということなのかな。
“愛する人の嫌いな部分を排除すると好きな部分までなくなってしまう” って言葉はなんとなく納得。