死んだはずなのに神様の計算間違いで、本当の寿命があと92分残っていた。で、映画の尺が94分。
こうなったら普通はワンシーンワンカットか、限りなくそれに近い体裁のノンストップコメディにするよね？
ところがこの映画は回想シーンを多用してテンポを停滞させてくれる。
コメディにする気もさらさらない。最後にほろりとさせる気もまったくないし、感動させようという気もこれっぽっちもない。
いいのはプロットだけであとは全部ダメ。
せめて奥さんがもう少しきれいな人なら……、いや、この監督ではもったいないだけか。
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